3/22 夢

体育の授業に遅れて行って、先生に怒られる。校庭一周を命じられるが、真面目に返事をして走るのは恥ずかしいので「よ~し、行こうぜ~!」と言ってへらへら走る。

走り終わると他の走り終わった人たちが集まっていて、その中に松本人志がいる。松本人志に「あんたねぇ、怖いのよねぇ。テレビで見ててもいつもそうよぉ。」となぜかおネエ口調で話しかける。松本人志は笑っていた。

全員走り終えて先生が話し始めると頭上にひもで吊るされた巨大なかき氷器が現れ、氷を削り始める。先生の話の途中にも関わらず私が「あ~見てすご~い」と言うと、先生は得意気に「あれな、すごいだろ。1億円で買ったんだ」と言う。かき氷器が氷を削り終えると、先生が「よし、降ろしてみよう」と言ってコントローラーのようなものを生徒の一人に渡す。その子がボタンを押すとかき氷器はするすると降りてきて、その勢いのまま地面に激突した。ものすごい地鳴りがして、破片が飛び散る。そして驚く間もなく、かき氷器は遊園地にある「バイキング」のようにぶんぶんと往復運動し始めた。ひとつまたひとつと部品が取れていくのがスローモーションのようにゆっくりと見え、最後にはひもが切れて地面に叩きつけられてしまった。かき氷器についていた電球のようなものが一番最後に地面に落ちたが、その電球だけはなぜか壊れず、少しホッとした。とはいえ1億円の巨大なかき氷器は修復不可能なくらいに粉々になってしまい、先生がどんな顔をしているのか見ることができなかった。

 

あまりに不思議な夢だったので、次の日にバイト先の店長に話してみる。どうやらお金のことが関係していそうだとなったとき、ハッとした。夢を見た日の日中、4月から通う学校の入学金やら授業料やらをとりあえず一括で支払うため、父親から自分の口座宛てにそこそこ大きなお金を振り込んでもらっていたのだ。それをそのまま学校の口座宛てに振り込もうとしたとき、本当にこれでもう後戻りできなくなってしまうという気持ちでいっぱいになり、ひとまずその日は振込を見送った。

そんなことを考えながら寝たから、「父親が株を売って用意してくれた大金」が「先生が大金をはたいて用意したかき氷器」となって夢に出てきたのだろうか。巨大なかき氷器って何だ?

こんな大金を払って結局何もためにならなかったらどうしようかと不安に思っているということを店長に話すと、「そんなの自分次第でしょ」と言われる。全くその通りすぎて何も言えない。